み、見つかりましたっ！

東日本大震災当日、おうちから逃げ出してしまった猫ちゃんが居ます。

ジャムちゃんは、普段は室内飼育で、同居の猫ちゃんと飼い主さん家族と楽しく生活していたのですが、あの地震を境に姿を消してしまいました。

2、3日探しても呼びかけても反応が無く、遠くに行ってしまったかも知れないと考えた飼い主さんはチラシを作って、ファミリー動物病院に持ってきてくれました。



まだ水も出ず、ちゃんと生活できてない頃だったので、あまり詳しくお話出来なかったのですが、近くに隠れているかも知れない事、余震が怖くて声が出ないとか、動けないかも知れない事、家の周りに餌や水を置いておくと帰ってくるかも知れない事などを伝えました。


そして、震災から3週間たった今日の夕方、飼い主さんから電話がありました。。。


見つかったから、これから診察して欲しいって！。

予約診療の時間帯でしたが、そんな事関係無しで、すぐに来てもらいました。

診察した所、体重は1キロ減ってしまったものの、大きな異常はありませんでした。

詳しいお話を聞くと、お隣の家の物置に隠れていたとの事。

また、帰ってすぐにご飯をがっつき、水をいっぱい飲んだという事でした。

その後で、体中にベトベト油汚れが付いていたのを、子供用シャンプーで洗ってきたそうです。

たしかに体温は低めで、体も少し濡れていました。

詳しい検査よりも、体力回復が先なので、おうちで暖かくしてゆっくり休ませてもらう事にしました。


今回無事生還したジャムちゃんには、これから「太りすぎです」って言わないようにするつもりです。

太ってたからこそ、3週間もサバイバルできたんですから！


いやぁ～、でも本当に良かったです。