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動物看護師募集
ファミリー動物病院では現在看護スタッフを募集しています。
*募集条件*
動物専門学校卒業、もしくは卒業見込みの方。
動物が好きで、飼い主さんと笑顔で接することができる方。
詳しくは電話でお問い合わせ下さい。
TEL 029-270-3939
※診察時間内でお願いします。詳しくはHPをご覧ください。
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猫泌尿器症候群 [健康のための話]
雄猫で非常に多い、おしっこが出にくくなる病気です。
猫泌尿器症候群を略してFUSと言ったり、猫下部尿路疾患を略してFLUTDと言ったりもします。
膀胱や尿道に結石が出来てしまうことが原因で、血尿、少量頻回の排尿、便秘かと間違えるほどトイレで踏ん張っている時間が長い、陰茎を気にして舐めるなどの症状が見受けられます。
もし、そのまま何もしないでいると結石が詰まり、尿が出なくなってしまい、死に至ることもある怖い病気です。
ねこちゃんの体質や、普段食べているフードの組成によってできる結石は違ってきます。
検査で見つかるのはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)の場合が多く、次にシュウ酸カルシウムが多いです。
不完全閉塞か完全閉塞かによって治療法は変わりますが、基本的には処方食、抗生物質、輸液の3つの治療が有効です。
不完全閉塞の場合、飼い主さんの考え、ねこちゃんの性格などから入院か通院か選んでもらっています。
完全閉塞の場合は鎮静処置後、超音波での結石粉砕を行い、数日間の入院治療が必要になります。
飼っているねこちゃんにおしっこのトラブルが出てきた場合、なるべく早く動物病院で見てもらって下さい。
おしっこが出なくなって丸1日もすると膀胱がいっぱいになって腎臓への負担が増え、急性腎不全になってしまうこともあります。
特定のフードが悪いと言うことではないのですが、フードを切り替えた後数日経って症状が出てくるケースがとても多いです。
以前のブログにも書きましたが、あまりころころフードを切り替えない方が良いですね。
また普段から、水をたくさん飲ませてあげる事、トイレをきれいにしておしっこを我慢させない事、肥満にさせない事(肥満の雄猫はリスクが高いです)を心がけて下さい。
写真の左側はストルバイトの大きくなった結石で、金平糖のような形をしています。
右側はストルバイトの砂粒状結石です。
現在はこういった結石が出来るのを予防できるプレミアムフードもありますので、当院にご相談下さい。
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